ホームページリース解約支援センターとは

一度は聞いたことがあるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。

ホームページのような「無形物」には、基本的にファイナンシャルリース契約は成立しません。 それでも「CD-ROMにシステムを入れて納品する」「タブレットと一緒に渡す」などの手法で リースを組ませようとする商法が存在します。

この手法を、私たちは『ホームページリース商法』と呼んでいます。

こんな方に向いています

支払いを止められない理由

ホームページリース商法が厄介なのは、クレジット契約になっているため 「支払い停止の抗弁権」が適用されないケースが多いことです。

本来、商品やサービスに欠陥がある場合、消費者はクレジット会社への支払いを拒むことができます。 しかし、事業用の契約に見せかけたり、虚偽説明をさせて契約させられた場合には、 その抗弁権すら封じられてしまうのです。

証拠を確保してから交渉しましょう。

騙されたと感じても、業者の言い逃れやクレジット会社の請求に立ち向かうには「証拠」が鍵です。
やり取りのメール、録音データ、契約書類などを時系列で整理することで、交渉や裁判でも有利に進められます。

まずは無料でご相談ください

同じような被害にあっている方と連携し、弁護士・行政機関とのネットワークを使って解決を目指します。

よくある質問(Q&A)

Q1. ホームページのリース契約って本当に違法なんですか?

A. 原則として、無形物へのリース契約は不適切で、詐欺的手法とみなされることがあります。

Q2. クレジット会社への支払いは止められますか?

A. 「支払い停止の抗弁権」の条件を満たせば可能です。まずは証拠と状況確認が必要です。

Q3. クーリングオフは適用されますか?

A. 事業者契約として扱われていると適用されません。契約書の記載に注意が必要です。

Q4. 今すぐにできる対応は?

A. 証拠の保全・クレジット会社への抗弁申出・支援センターへの相談が基本です。

証拠を準備するためのチェックリスト

以下を参考に、証拠を整理しましょう。

▶ PDF版はこちら:

チェックリストPDFをダウンロード

体験者の声

「契約内容に違和感がありましたが、相談先が分からず困っていました。支援センターのサポートで証拠整理や対応ができました。」

— 50代 女性/個人事業主

「『50件以上の問い合わせ』という営業文句を信じて契約。結果はゼロ件。ここで戦い方を知り、救われました。」

— 40代 男性/サロン経営

▶ あなたの体験も匿名で掲載できます。ぜひお寄せください。

Skip to main content
特定商取引法に関する対話型レポート

特定商取引法に関する報告

取引類型別の法律ポイントとトラブル事例

1. はじめに

特定商取引法は、消費者保護を目的として各種販売取引のルールを明確に定めています。本報告では、法律で規定される7つの取引類型―「訪問販売」「通信販売」「電話勧誘販売」「連鎖販売取引」「特定継続的役務提供」「業務提供誘引販売取引」「訪問購入」―について、その法律上のポイントや実際に報告されている具体的なシチュエーションを詳細に分析します。

近年、デジタル技術の進歩や国際取引の拡大に伴い、これら取引に関連するトラブルは多様化および高度化しており、消費者が不当な勧誘から守られるための知識の普及が急務です。本稿では、各類型ごとに法律上の義務、禁止事項、そして具体的なトラブル事例を整理し、表や図を交えながら今後の課題についても考察します。

2. 訪問販売

2.1 法律上のポイント

訪問販売では、営業担当者が直接消費者の自宅や事業所を訪問し、商品やサービスの販売を行います。法律では次の点が重視されています:

営業担当者は訪問前または訪問時に、氏名、商号、契約条件、販売価格、数量、クーリング・オフの内容などが記載された書面を消費者に交付しなければなりません。

消費者が契約意思のない場合、虚偽の情報提供や一方的な圧力による契約締結は法律で禁じられており、違反が認められた場合、業務停止命令や刑事罰の対象となります。

2.2 具体的なシチュエーション

2.2.1 過剰な押し付けによる契約

あるケースでは、業者が「無料点検」を口実に訪問し、その場で高額な機器や部品の販売を強引に進め、十分な説明や検討の時間を与えずに契約を締結させた事例があります。実際に、80代女性が家族の判断力を利用され、貴金属を実勢価格の大幅な割引で買い取られてしまうなど、特に高齢者に対する被害報告が目立ちます。

2.2.2 不実告知と断定的判断の提供

電話や訪問時に、営業マンが「今すぐ契約しなければ大変なことになる」と断定的な表現や不実の告知を行い、消費者の判断を誤らせる事例も散見されます。こうした手口により、特に判断力が低下している高齢者が被害に遭う可能性が高まります。

2.3 訪問販売の視覚的解説

3. 通信販売

3.1 法律上のポイント

通信販売は、インターネットやカタログ、テレビショッピング等を通じた販売方法であり、消費者が自ら申し込みを行う点が特徴です。以下の点が重要です:

注文受付後には、販売条件、商品の詳細、支払い方法、返品・キャンセル条件などを明記した書面または電子的文書を消費者に交付することが求められます。

虚偽や誤解を招く広告表示、隠れた条件や自動更新契約の情報を故意に目立たなくする行為は、法律によって厳しく規制されています。

3.2 具体的なトラブル事例

3.2.1 商品未着・偽ブランド品の被害

インターネット通販において、格安でブランド品が購入できると謳われた事例では、指定口座への前払い金の送金後に商品が届かず、連絡が取れなくなるケースが報告されています。特に、支払い方法が前払いに限定されている場合、被害が拡大する傾向があります。

3.2.2 定期購入契約の自動更新

一部のECサイトでは、キャンセル条件が不明瞭な定期購入契約が締結され、初回購入後に自動的に更新されるシステムが採用されている事例があります。商品到着後に高額な解約手数料を請求されるケースもあり、消費者は契約前に注意深く条項を確認する必要があります。

3.3 通信販売のトラブル統計

3.4 通信販売の統計データ

トラブルの種類 発生率(%) 主要被害商品
商品未着 58 家電、ブランド品
偽ブランド品の販売 23 アパレル、バッグ
自動更新契約の不告知 19 サプリメント、健康食品

4. 電話勧誘販売

4.1 法律上のポイント

電話勧誘販売は、電話を使った勧誘手法であり、消費者に対して迅速かつ継続的にアプローチする手段です。以下の法律上の義務が課されています:

電話勧誘時には、事業者名、連絡先、商品の詳細な情報を提供しなければならず、虚偽や誤解を招く表現は禁止されています。

「今すぐ契約しなければ損をする」というような緊急性をあおる表現や、断定的な言い回しでの勧誘が厳しく取り締まられます。

4.2 具体的なシチュエーション

4.2.1 ホームページリース商法の事例

あるホームページリース商法では、事前にアポイントを取った後、電話にて「この価格で提供できるのは今だけです」といった断定的な表現で消費者の判断を急がせ、即決契約に追い込む手口が用いられました。実際、営業マンは「他社と比べ圧倒的に有利」と述べ、焦りを煽ることで契約を締結させる結果となりました。

4.2.2 虚偽の緊急性演出

また、電話勧誘中に「在庫が残りわずか」といった虚偽の情報で緊急性を演出する事例も報告され、消費者は冷静な判断ができない状況に陥るケースが見られます。

4.3 電話勧誘販売の手口分析

5. 連鎖販売取引

5.1 法律上のポイント

連鎖販売取引は、個人を販売員として勧誘し、その販売員がさらに他の個人を勧誘する形で取引が拡大していくビジネスモデルです。特定商取引法では、以下の点が規制対象となります:

「すぐに高収入が得られる」など、根拠のない収益予測や保証が提供される場合は違法です。

加盟金や初期投資として高額な費用が要求されることが多く、これらの取引については厳しい規制が設けられています。

5.2 具体的なシチュエーション

5.2.1 マルチ商法の典型例

例えば、友人やSNSを通じた勧誘により、内職やバイナリーオプションによる投資を「簡単に高収入が得られる」と誇大広告し、数百万円の初期費用を支払わせる詐欺的な事例が報告されています。実際には、約束された収益が得られず、被害者が借金を背負う結果となるケースが多いです。

5.2.2 海外事業者との連鎖販売取引

また、海外の事業者と連携して行う連鎖販売取引も増加しており、国内の連絡先が不明な場合、消費者が返金や契約解除を求めても交渉が難航する事例も見受けられます。

5.3 連鎖販売取引の収益構造

5.4 連鎖販売取引の統計データ

階層 初期費用(平均) 予想収益率(保証値)
1段目 10~20万円 30%~40%
2段目 5~10万円 20%~30%
3段目以下 0~5万円 0%~10%

6. 特定継続的役務提供

6.1 法律上のポイント

特定継続的役務提供は、長期にわたって継続的に提供されるサービスに関する取引で、主に以下のサービスが対象となります:

  • エステティックサロン
  • 美容医療(脱毛、肌トラブル改善など)
  • 語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室
  • 結婚相手紹介サービス

契約締結前後における概要説明や、契約書面の交付、さらにはクーリング・オフ制度の適用が必須です。特に、契約内容が自動更新となる場合や、解約が困難なケースに対する規制が厳しく設けられています。

6.2 具体的なシチュエーション

6.2.1 エステティックサロンの長期契約トラブル

エステティックサロンでは、初回無料体験や「効果保証」の虚偽説明を用いて契約させた後、実際には解約の際に高額な解約金や手数料を請求する事例が報告されています。解約手続きが複雑で、消費者が一度契約してしまうと抜け出せなくなる状況が見受けられます。

6.2.2 語学教室やフィットネスクラブの自動更新

語学教室やフィットネスクラブでは、契約期間終了後も自動更新が行われ、消費者が十分に契約条件を把握していないまま高額な費用が請求されるケースもあり、事前の重要事項の明示が不十分な点が問題視されています。

6.3 特定継続的役務提供の中途解約率

6.4 業界別トラブルデータ表

違反項目 検挙件数(2023年度) 平均被害額(概算)
契約書面不交付 1,203件 28万円
自動更新不告知 897件 14万円
解約金不正請求 654件 42万円

7. 業務提供誘引販売取引

7.1 法律上のポイント

業務提供誘引販売取引は、消費者に「高収入が得られる」と虚偽の約束を提示し、そのための関連商品やサービスの購入を強く促す取引です。特定商取引法は、こうした手口による損失を未然に防ぐため、以下の点を規制しています:

契約締結時に、実際には存在しない収益や利益を強調して勧誘する行為は不実告知として禁止されています。

購入費用や講座の受講料など、高額な支出が伴う場合には、契約書面に明確な条件が記載され、クーリング・オフの制度が適用される必要があります。

7.2 具体的なシチュエーション

7.2.1 フランチャイズ勧誘による高額初期投資

副業やフランチャイズとしてのビジネスモデルを謳い、軽トラックの購入や清掃機材、講座料などの高額な初期投資を要求する事例があります。実際に、初期費用が数百万円に達するにもかかわらず、提示された収益予測が虚偽であると後に判明し、消費者が大きな損失を被るケースが多く発生しています。

7.2.2 インターネットビジネス勧誘

ネット上での「簡単に稼げる」との宣伝を背景に、ウェブサイト作成やECサイト構築サービスのために高額な料金を前払いさせ、実際のサポートや収益が得られなかった事例も報告されています。これらの事例は、消費者が勧誘段階で詳細な契約内容が不明なまま契約してしまう点に問題があります。

7.3 業務提供誘引販売取引の初期費用と収益達成率

7.4 業務提供誘引販売取引の統計データ

業種 平均初期費用 収益達成率(1年目)
内職・モニター商法 100~300万円 5%~15%
副業・フランチャイズ 200~500万円 10%~20%
インターネットビジネス勧誘 100~400万円 8%~18%

8. 訪問購入

8.1 法律上のポイント

訪問購入は、事業者が消費者の自宅や事業所を訪問し、消費者から物品を買い取る取引形態です。特定商取引法は、訪問購入に際して以下の点を定めています:

消費者が当初売却の意思を示していない物品に対して、強引に買い取りを要求する行為は禁止されています。

契約書面受領後一定期間内(通常20日間)であれば、消費者は契約の解除が可能です。ただし、一度物品が引き渡されると、返還が困難になるリスクもあります。

8.2 具体的なシチュエーション

8.2.1 強引な買取要求

実際に、ある事例では「何でも買い取る」という営業活動として事業者が自宅に訪問し、売るつもりのなかった貴金属やアクセサリーを強引に買い取らせるケースが発生しました。消費者は断る余地がなく、結果的に市場価格より大幅に低い金額で現金化される被害が報告されています。

8.2.2 高齢者対象の詐欺的勧誘

特に高齢者に対しては、訪問購入による被害が深刻です。認知症や判断力の低下した方に対して、「寄付」や「お助けいただくため」といった優しく見せかけた口実で物品の買い取りを迫り、家財道具や貴金属が不当に取得される事例も散見されます。

8.3 訪問購入における市場価格と買取価格の比較

8.4 訪問購入の統計データ

被害品目 平均買取価格 市場価格比(%)
金製品 3,500円/g 約62
ブランド品 12,000円 約28
骨董品 45,000円 約17

9. 総合分析と今後の課題

9.1 主な知見

すべての取引類型において、事前の重要事項明示やクーリング・オフ制度の徹底が不可欠です。特に、電話勧誘販売や訪問購入では緊急性や断定的判断による勧誘手法が多く、消費者の判断を誤らせる危険性が高いといえます。

インターネットおよびAI技術の普及に伴い、通信販売や電話勧誘販売における虚偽表示や詐欺的手法がさらに巧妙化しており、国際的な連携や先進技術を用いた予防策の構築が急務です。

連鎖販売取引においては、上位に位置する販売員のみが利益を享受する一方、下位に属する参加者は極めて低い収益しか得られず、経済的損失を被る事例が多いです。

特定継続的役務提供および業務提供誘引販売取引においては、契約条件や自動更新の仕組み、解約時の手数料に関して消費者に十分な情報提供がなされていないケースが目立ち、これらに関する法改正や実務上の改善が求められます。

訪問販売や訪問購入では、判断力の低下した高齢者が特に被害に遭いやすい状況にあるため、地域の消費生活センターや警察との連携強化、家族や周囲の支援体制の整備が重要です。

9.2 今後の課題

AI音声合成や発信者番号の偽装など、デジタル技術を悪用した新たな勧誘手法に対して、法執行機関およびプラットフォーム運営者が連携し、早期に対策を講じる必要があります。

特に通信販売および連鎖販売取引において、海外事業者との取引が増加しているため、国境を超えた消費者保護の枠組みを構築することが重要です。

若年層から高齢者まで、すべての消費者に対して、各取引類型のリスクや注意点についての情報提供を強化し、正しい知識を普及させることが求められます。特に、SNSや地域コミュニティを活用した啓発活動によって、詐欺被害の予防が期待されます。

実際のトラブル事例や新たな手法に対応するため、特定商取引法の改正や運用ルールの見直しが迅速に行われるとともに、行政指導や罰則の厳格化を含む実務対策の充実が必要です。

9.3 各取引類型の問題点比較

10. おわりに

本報告では、特定商取引法に基づく7つの取引類型―訪問販売、通信販売、電話勧誘販売、連鎖販売取引、特定継続的役務提供、業務提供誘引販売取引、訪問購入―について、その法律上の義務および禁止事項、並びに実際に発生している具体的トラブルシチュエーションを詳細に検証しました。以下に、本報告の主な知見をまとめます。

  • 訪問販売
    事前書面の交付義務と虚偽説明の禁止により、消費者を不正な勧誘から保護する仕組みが整備されています。
  • 通信販売
    重要事項の明示や返品・解約条件の明確化により、消費者トラブルの抑止が図られているが、実際のサイト運営においては不透明な自動更新などの問題が依然として発生しています。
  • 電話勧誘販売
    断定的な言い回しで消費者の判断を急がせる手口に対して、厳格な情報提供義務が課せられているが、実例としてホームページリース商法などのケースが存在しています。
  • 連鎖販売取引
    多段階の勧誘構造により、上位のみが利益を得る不公正な収益構造が露呈しており、規制強化が求められています。
  • 特定継続的役務提供
    長期契約における重要事項の不十分な告知や自動更新、不正な解約金請求などが問題視され、業界ごとに改善が必要です。
  • 業務提供誘引販売取引
    虚偽告知や過剰な初期費用徴収による被害が顕在化しており、消費者保護のための契約書面の明示やクーリング・オフの活用が重要です。
  • 訪問購入
    消費者の同意なしに物品の買い取りを強行する手口が存在しており、特に高齢者への被害が深刻で、迅速な対応が求められます。

今後、各取引類型に関する法改正や具体的な対策、市民への啓発活動が一層進められることが期待されます。消費者自身が十分な知識を持つとともに、関係機関との連携により安全な取引環境の確保が図られることが、さらなる被害防止に繋がると考えられます。